さていざ試験勉強を始めよう!と教科書を開いてみたものの…
『これを読んでれば合格するのか…?』と不安になると思います。
今回は木造建築士試験の過去問題集のこと。
実は木造建築士の教科書には過去問を勉強すべし、的なことが書いてあります。
でも木造建築士の過去問って売ってるの?
本として売ってはいませんが、ここに過去の問題が掲載されています
そしてこれをダウンロードして印刷してみました!
『………』
超分厚いやん。
余計何から始めていいか分からない。
ここで数々の難関資格取得経験のある管理人がテクニックを伝授します。
ちなみに管理人は、一級建築士試験、二級建築士試験、一級建築施工管理技士試験、宅地建物取引士試験等など、多くの資格試験をクリアしています。それもほぼ同じ理論でパスしてきました。
自分だけの過去問題集の作り方(準備に2時間・まとめに4時間)
これをやるのが遠回りか、近道になるのか。
私の経験からいくと近道です。
そもそも過去問重視の試験は過去問題集を繰り返し解くことで試験の実力が付いてきます。
この『繰り返し』が重要なんですよね。
なので徹底的に繰り返せるように過去問題集を作り込んでいきます。
木造建築士に限らず、本屋さんで売っている問題集っていくつか種類がありますよね。
ただ過去問がくっついているものと、問題を分析しているもの。
更には問題ごとに(問題のテーマごと)に並んでいるもの。
過去問の1問づつ分析し、テーマごとに並べる問題集を作るのが得策です。
面倒くさいと思うかもしれませんが、実はこの作業ですでに第一回目の勉強をしているのと同じです。
今回は管理人の都合によりあまり時間を掛けられないので、最低限、科目毎にまとめていくこととさせてくださいm(__)m
なぜテーマごとに並べるのか?
考えてみてください。
教科書(テキスト)を開くと一発目が建築史のページなのですが、ここには過去問をまとめた情報が載っています。
木造建築士の教科書はこちら↓↓
これを読んでいればある程度の知識は付きますが、試験はそう甘くありません。
言っている意味は同じなのですが、言い方が違う場合があり、それに慣れる必要があるんです。
本試験ではひっかけもあるし、あえて見たことない問題を入れてくる(受験生をビビらせる)こともあるんですよね。そんな時には過去問を解いた回数が力になってくれます。
つまり建築史の問題だけを繰り返し解くことで、最短で『建築史』の知識が定着します。
テーマごとに並べると『日本史』というテーマが最速で頭に入ります。
例えばこうです
平成25年度の計画法規の過去問 ⇒ 平成26年度 ⇒ 平成27年度と3回やってみました。
結構時間かかりますよね。全部で150問を解く形になります。
これでも計画・法規・構造・施工を通して解くよりは効率が上がりますが、最速で仕上げたいならば回り道をしてでもテーマごとに並べることをお勧めします。
建築史のテーマをマスターするために他のテーマもやっていては、結果的に建築史の知識が薄ーくしかマスター出来ないんです。
しかしテーマごとに並べてみるとどうでしょう
『建築史』⇒『建築史』⇒『建築史』⇒………過去8年分を20回くらい繰り返すことができますよね。
これが知識の定着に役に立つんです。
自分の海馬を信じること!
人間の脳には『海馬』という器官があるそうです。
耳の裏あたりですかね?
そこを目や耳等から入ってきた情報が通過するとその回数に応じて記憶が定着していくそうです。
1回目はスルー
2回目はおや?
3回目は聞いたことあるぞ?
4回目は知ってる!
5回目は当たり前だろ!
といった具合に知識が定着していくようです。
つまりこの記憶定着の仕組みを利用して、効率的に定着させていけば良いのです。
これを利用するのが最も最短の合格ルートだと私は思っています。
なので同じテーマの問題を繰り返すのは、圧倒的に有効です。
そして知識が定着したら…そこを消去法でやるべき問題を消していく。
そうすれば次に勉強すべきテーマが絞れてきますよね!?
弱点の補強も簡単です。
その為にテーマごとに並べるんです。
あなたの脳の仕組みを最大限に生かすためにやるんです。
いかがですか?
問題集を作る意味が理解できましたでしょうか?
これはその他の試験にも応用できるテクニックですので、是非覚えておいてください。
次回は具体的な問題集の作り方に入っていきます!
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